市場調査サービス
10年以上にわたり、アジア太平洋地域における様々な業界のお客様に対し、実用的かつ洞察力ある成果物を提供しております。MOCAPの調査活動は、戦略的かつ革新的な思考に基づきます。調査手法の一例としては、実現可能性調査、市場機会評価、競合分析、サービス顧客満足度(CSI)・セールス顧客満足度(SSI)調査、戦略的助言と消費者インサイト調査、ブランド健全性調査などがあります。市場調査とコンサルティングにより、市場範囲の獲得に向けた業務動向の調査および分析を行い、機会の発掘を可能にします。
電話調査
専任オペレーターとコンピューター支援型電話調査(CATI)システムを使用し、電話調査を迅速に実施します。
フォーカスグループディスカッション・インデプスインタビュー
各種業界において対応の可能なモデレーターおよびインタビュアーが情報を簡潔にまとめ、有益な情報をお届けします。
対面インタビュー
市場の状況をより深く理解するため、各エリアにおける特定の製品およびサービスについての消費者の態度および意見を収集します。
調査方法
昨今のデジタル化において、優れたカスタマーサービスを提供するためには、チャットおよびメールでの対応が必要不可欠となっています。これによりサービスチャネルを強化し、インバウンド経由のお問い合わせに対する顧客期待に応えます。また、顧客満足度の向上だけでなく、顧客維持率の強化にも繋がります。
定性調査
- デスクリサーチ
- フォーカスグループディスカッション(FGD)
- インデプスインタビュー(IDI)
- ミステリーショッピング・覆面調査
- エスノグラフィー調査・行動調査
定量調査
- コンピューター支援型電話調査(CATI)を利用した効果的な電話調査
- オンライン調査
- 対面インタビュー
- セントラルロケーションテスト・会場テスト
- ホームユーステスト・商品モニター
- 街頭調査
サービス対応可能な業界例
自動車業界
- 市場動向・状況分析
- 競合他社分析
- 新コンセプトおよび製品デザインテスト、カークリニック
- 価格妥当性測定
- 販売店サービス水準
- マーケティングキャンペーンの効果測定
- 顧客満足度、ロイヤリティー、エンゲージメント追跡
- ブランド認知度調査
消費者向け製品
- 市場動向・状況分析
- 競合他社分析
- 新コンセプトおよび製品テスト
- ユーザーの使用実態や意識調査(U&A調査)
- マーケティングキャンペーンの効果測定
- ブランド健全性調査
金融・銀行・保険
- ユーザーの使用実態や意識調査(U&A調査)
- セグメント別分析
- 小売サービス監査
- 顧客満足度、ロイヤリティー、エンゲージメント追跡
- ブランドイメージとポジショニング調査
- 競合他社分析
- 潜在顧客の特定
政府・国営企業
- 企業イメージ調査
- 顧客満足度、ロイヤリティ、エンゲージメント追跡
- 顧客接点(タッチポイント)分析
- ブランド認知度調査
- メディア投稿の監視
- 潜在顧客の特定/リードジェネレーション
石油化学
- 企業イメージ調査
- 顧客満足度、ロイヤリティ、エンゲージメント追跡
- ブランドの活性化
- 競合他社比較
不動産
- 市場動向、状況分析
- 競合他社調査
- ロケーションマッピング
- 顧客分類分析
- 販売サービス水準/覆面調査(ミステリーショッピング)
- ブランド認知度調査
事例紹介
クライアント
大手自動車関連企業
背景
マイナーチェンジモデルの発売後、タイ、インドネシア、フィリピンの3カ国における消費者が受ける印象についての調査を希望。 加えて、SUV車における3列目シートパッケージの「必須条件」の特定も必要であった。 対象製品の市場投入を成功させるためには、SUVメーカーのブランド・パーセプション(認知)を把握することが必要であった。
調査方法
SUVの利用者および1年以内にSUVを購入する予定のある者を対象に対面インタビューを実施。
調査結果
SUVの3列目シートに求められる重要属性、並びに3カ国における消費者の共通点および相違点が把握でき、各国で提供する車両特徴に関して貢献した。また、今後のマーケティング戦略への活用に向け、製品ブランドの立ち位置を明らかにした。
クライアント
アジア地域の大手ガラス食器メーカー
背景
クライアントは、小売、外食、ホテル産業など様々な業態において高品質さ、ハイエンドな製品を必要とする顧客需要に応える、初のクリスタルグラス製品ブランド。アジア全域にわたり大規模なコミュニケーションキャンペーンを展開し、ブランドの認知度を高め、ターゲットとなる顧客に製品との接点をつくりたいと考えていた。キャンペーン開始後、「ブランド健全性調査」を行い、ブランド認知度とキャンペーンの効果を測定することも希望。
調査方法
ブランド健全性調査用のアンケートを作成し、MOCAPの主力事業でもあるコンタクトセンター事業を活かした、コンピューター支援型電話調査(CATI)方式にて中国、インドネシア、マレーシア、タイの4カ国の対象者にインタビューを実施。
調査結果
各国のガラス製品の嗜好性が明らかになった。「ブランドファネル」調査モデルを用いて、ターゲット顧客のブランド認知度からブランド推奨までを評価。キャンペーン効果についての評価基準として、参加者は意思決定者であることとした。また、 ブランドロイヤリティと将来の購入意思との関係性を分析することができた。
クライアント
ASEAN地域の大手金融機関
背景
幅広い金融商品およびサービスを提供する、100か所以上の支店数を保有するクライアント。顧客エクスペリエンスを保証するには、各支店におけるサービス水準および金融商品に関するアドバイスなどをトラッキングすることが必要であった。また、経営陣より各属性に関する詳細なスコアカードの提供が求められた。
調査方法
店舗監査を得意とする覆面調査員(ミステリーショッパー)が顧客を装い全国の支店で調査を実施。
調査結果
月次調査により、本プロジェクトの効果および実用性が証明された。クライアント企業は、カスタマージャーニーおよび顧客エクスペリエンスの向上のためのアクションプランや研修プログラムを実行することができた。支店ごとおよび地域ごとの双方において重要なパフォーマンス指標がトラッキングされた。
クライアント
エネルギーサービス事業者
背景
バンコク首都圏でサービス展開する唯一のエネルギーサービス事業者でありながらも、クライアントは、一部の顧客層、特に産業向けユーザーが、運営コスト削減のため別の方法を模索していることを知っていた。そのため、見込顧客および以前取引のあった顧客を含めた、既存顧客の期待値、満足度、ロイヤリティ、信頼度、エンゲージメントの調査を希望。加えて、企業イメージに対するステークホルダーの声の収集も希望。
調査方法
セグメント、利用用途、クライアント企業との関係性ごとに分類した多面的なアプローチが可能なSERVQUAL(サービス+品質)モデルを用いて四半期ごとに2,000件以上の対面インタビューにより定性調査を実施。
調査結果
クライアントは、この四半期調査の結果を受け、MOCAPが提示した戦略提案とも合わせ既存のマーケティング計画を修正。CSIスコアを四半期ごとにモニターし、スコアの低いものから優先的にマーケティング活動を実行。クライアントの企業イメージにつながる、信頼構築および信用獲得を強化するため、あらゆる顧客接点が密に監視された。
クライアント
アジアおよび世界市場を対象とするポリオレフィン産業の大手企業
背景
業界をけん引する企業として、クライアントは、ポリプロピレンの生産、性能、マーケティングの高い水準を維持するために、製造および管理設備の拡張や組織的な改善を積極的に実施していた。 また、顧客、従業員、地域社会、そして投資家に対し高い価値を提供している。 広大な市場シェアを維持するために、製品とサービスに対する顧客エンゲージメントの実施を検討していた。
調査方法
回答者の利便性を考慮し、電話調査と対面インタビューの二つの方法を採用。 これら手法は、クライアント企業の重要顧客の意見を調査することは非常に重要である中で、インデプス・インタビュー方式では回答許可の取得が困難であることから選定された。また、CEMモデルを導入した。
調査結果
様々なレベルにおける顧客エンゲージメントの測定に成功。 重要顧客との関係性を維持し、エンゲージメント水準を向上させるための顧客関係管理および顧客体験管理に対し戦略的な計画を立てることに貢献した。
クライアント
タイの大手不動産マネジメント会社
背景
クライアントは、タイ市場で10年以上の実績を持つ不動産会社。 最高水準の建築とサービスを提供する細部までこだわりのある、特別でユニークな居住空間の創造を目指し、5つの不動産物件を保有。 顧客視点からの企業ブランドイメージの把握と、顧客のニーズに応える販売サービス品質の向上を希望。
調査方法
販売員のパフォーマンス把握には、各顧客接点に対する覆面調査を実施。 また、1年以内の不動産の購入予定者にブランドイメージ調査への参加を依頼。
調査結果
サービス品質が評価され、営業プロセス改善に向けたサービスブループリントを作成し、クライアント企業に提案。経営陣側と消費者間の認識がすり合わさり、ブランドコンセプトが強化された。